栄養・効果

玉ねぎの加熱による栄養の違い

玉ねぎの加熱による栄養の違い

健康志向のブームにより「玉ねぎ」の栄養効果が特に注目されていますね!!メタボには「血液サラサラ」成分が良いとされ、多くの人々を虜にしているほどです。

しかしこの万能野菜の優れた成分をいかに上手くとれるかがポイントになります。

そこで今回、生で食べたほうが良いのか、それとも加熱処理をしていただくのが良いのか等を見ていきましょう

玉ねぎの加熱しないときの栄養

玉ねぎの加熱しないときの栄養

万能野菜とされていますので、すべての栄養素が含まれていると考えると、そうではないと答えが返ってきて、意外?だと思われるのが「玉ねぎの不思議の一つ」になります。

よく言われます栄養素は、炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルになりますが「玉ねぎ」にはあまり含まれてはいません。他の野菜と比べても鉄分や亜鉛、葉酸、カリウムなどの栄養素も以外に少なくて、チョットびっくり!ですね。

では何がそんなに重宝される原因なのでしょうか?

それは、硫化アリル(硫化プロピル)やケルセチンといわれる栄養成分が豊富に含まれることにあります。

では、この「玉ねぎ」を加熱しないで食べたときの独特の栄養効果をお話しします。

「玉ねぎ」は火を通さないと、シャキシャキ感と刺激のある独特の味を楽しむことができます。生の玉ねぎをカットした時に涙が出るほど目が痛くなり、特有の臭みや辛みの成分が硫化アリルと言われるものになります。

  1. 血液をサラサラにする栄養効果があり、動脈硬化の予防や血栓防止になります。
  2. 血液中の不要な糖類や脂質を減らし、中性脂肪の値を下げる働きもあります。
  3. 豚肉と一緒の料理でビタミンB1の効果が増強され、疲労回復やその他の新陳代謝を促してくれます。

このように生玉ねぎの効能には、優良野菜の真価をまざまざと見せつけられますね!!

玉ねぎを加熱するときの栄養

玉ねぎを加熱するときの栄養

血液をサラサラにしてくれる硫化アリルは、揮発性であると同時に水に溶けやすい性質も持っています。そのために、水に長時間浸けておきますと肝心かなめの栄養がみんな逃げてしまいます。

ここでは、「玉ねぎ」を加熱したときに栄養素が失われないようにする方法をお話しします。

①「玉ねぎ」の繊維に対して横にカットしましょう。

辛みのある硫化アリルの変化により、血液サラサラ効果がさらに高まります。

②カットした「玉ねぎ」を水に浸けないようにしましょう。

辛みを取るために水に浸けてしまいますと、栄養成分が水溶性であるために流れ出てしまうことになります。

③「玉ねぎ」をカットしてから20分くらい放置してから加熱料理しましょう。

加熱料理により様々な化学変化がおこるからです。

④煮物やスープに「玉ねぎ」を入れた場合には、スープも一緒に飲み干しましょう。

硫化アリルは、水溶性のために栄養成分が流れ出してしまいますのでスープごと頂くことで栄養摂取ができますね。

⑤ビタミンB1が多い豚肉と一緒に調理しましょう。

硫化アリルは、豚肉に含まれるビタミンB1を効率よく吸収してくれます。そのために、ハム・大豆・かつお・鶏レバー・鮭なども同じくビタミンB1が豊富であるために「玉ねぎ」との相性が抜群になります。レパートリーが広くなり調理が楽しくなりますね!!

加熱のポイントや注意点

加熱のポイントや注意点

まず「玉ねぎ」の独特の辛みを加熱で抜きます。レンジで1から2分ほど加熱します。ここで注意が必要になります。あまり熱しすぎますとシャキシャキ感がなくなってしまうからです。

そこでレンチンしたものを水ですすぎキッチンペーパーで水分を取り去ることがポイントになります。辛みが無くなり料理上手の一歩になりますね!

おわりに

以上のように、「玉ねぎ」は加熱しますとより一層美味しく栄養素も吸収でき、丸ごと頂ける利点があります。

必ず豚肉の生姜焼きやカツ丼には、「玉ねぎ」がふんだんに使われていますね。

またスープにしても「玉ねぎ」丸ごとは当たり前ですよね。鰹のたたきにしても必ずや「玉ねぎ」のスライスがついています。このように、昔からの人々の智慧が活かされた料理の一品には深い味わいがあります。「玉ねぎ」の見えないパワーに万雷の拍手を送ろうではありませんか。