育て方

玉ねぎのプランター栽培〜コツをつかめば意外と簡単!

玉ねぎのプランター栽培〜コツをつかめば意外と簡単!

「玉ねぎ」というと球形の野菜で土の中で育つイメージですね。原産地は中央アジアになり、ユリ科ネギ属の野菜です。包丁で刻んでいると涙が止まらなくなる辛味と、独特な香りのする香味野菜でもあります。

辛さに注目してみると、東ヨーロッパ系の辛タマネギと、刺激成分の少ない南ヨーロッパ系の甘タマネギに分類できます。日本では辛タマネギ(表皮が黄色系)が主流ですが、赤タマネギは甘味もありますね。

野菜としては辛いのですが、加熱すると甘味も出て料理のインパクトにもなる食材です。それでは、玉ねぎを気軽にプランターで栽培してみましょう!

また、玉ねぎの地植えでの育て方の流れについては、下記のページをご覧ください。

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玉ねぎの栽培時期と栽培条件

玉ねぎの栽培時期と栽培条件
玉ねぎの育成条件と栽培期間
  • 日当たり:日なた
  • 土壌酸度:中性(酸性土壌に弱い野菜です)
  • 植えつけ:株間15㎝~20㎝
  • 栽培期間:9月~収穫は5月中旬~6月下旬

玉ねぎ栽培の土作り(プランター栽培)

玉ねぎをプランターで育てられるのかな?と心配になるかもしれませんが、根が浅い玉ねぎはプランター栽培に適した野菜です。

用意するプランターは
標準タイプ(長さ65㎝ 深さ18.5㎝ 奥行22㎝)容量15リットル
大きなものがあるならそちらでも構いません。

用土はホームセンターで販売されている野菜用培養土がおすすめです。手間もかからず大助かりです。

種まき・苗の管理

玉ねぎの種は9月にまきます。種は2条まき(標準プランター)がよいでしょう。大きなプランターなら3条まきでも育ちます。
玉ねぎは暑さに弱い野菜なので、種まきも少し涼しくなり始めた9月頃が適しています。発芽の地温は20℃前後が適温です。

種をまいたら覆土に注意です。1㎝程かける程度にしましょう。深くまき過ぎたために発芽しなかった失敗があります。また、雨で種が流されてしまわないように不織物をかけておくとよいでしょう。
発芽後に間引きをしながら、本葉が2枚に揃うまで育てていきます。

苗を購入してみよう!

種からの栽培は少々ハードルが高いので、苗の購入もおすすめです。10月下旬になるとホームセンターや直売所で販売され始めます。

新鮮な苗(朝採り)を購入してすぐに植えつけられるのが理想的です。

玉ねぎの定植

種をまいてから2ヶ月ほどすると(11月頃)草丈が25㎝位に成長します。株間の目安は10~12㎝にしましょう。玉ねぎは半分位が地表に出て大きくなっていきます。地際の直径の目安は7~8㎝です。

間引き玉ねぎの苗は有効活用しましょう。育てていけそうな元気な苗なら、別のプランターへ移植します。ただし、生育の悪い苗はよい玉ねぎとならないので、思い切って捨ててしまいましょう。

プランター栽培の株数の目安

標準プランターは2条まきで12株位が育ちやすいです。

大きなプランター(50リットル)なら3条まきで15株が目安です。

プランター栽培の除草

露地栽培のように容量の多い土で育てるのと、限られた容量の土で育てるのでは土中の栄養素含有が異なります。

どうしてもプランターでは栄養が不足しがちです。さらに雑草に養分を取られることの無いように、除草をこまめに行いましょう。

重要な追肥

発芽後に2週間に一度の目安で化成肥料を与えます。土10ℓあたり4gを目安にして、プランターの淵に沿って与えます。直接玉ねぎに与えないようにしましょう。

追肥の目安は3月上旬までです。暖かくなってからも追肥を継続すると玉ねぎが腐りやすくなります。

玉ねぎの水やりについて

乾燥に弱い玉ねぎは水切れに注意しましょう。プランターの表面が乾いてきたら、水がプランターの底から滴り落ちる位にたっぷり与えましょう。

越冬させる玉ねぎの栽培管理を説明します

越冬させる玉ねぎの栽培管理を説明します

北海道などの寒冷地では越冬させないのが一般的なので春まきになります。暖地や温暖な地域では越冬させます。それでは、越冬プランター栽培の時期ごとに説明していきます。

越冬中の栽培管理の注意点~乾燥との戦いです。

空気も乾燥する冬季なので、水切れに注意しましょう。午後は避けて午前中に水を与えます。耐寒性の低い品種の栽培は、ビニールトンネルも検討しましょう。

春以降の栽培管理~暖かくなると肥大化してきます。

気温の上昇と共に葉が生い茂ってきます。4月くらいになるといよいよ肥大化してきます。
水切れには更なる注意が必要になる季節です。先程も説明しましたが、3月以降の追肥は止めましょう

玉ねぎの収穫時期

5月中旬以降になるといよいよ収穫のタイミングになります。葉が7割くらい倒れたら1個おきに収穫を始めます。葉が緑の内に収穫を行っていきます。

プランター栽培の特徴として、株間が等間隔だと大きさがほぼ均一に成ります
大きさが揃うと食材としても使いやすいです。

玉ねぎの保存方法


保存性の優れている玉ねぎですが、ちょっとしたコツがあります。収穫後に葉っぱをすべて切ってしまうのは良くありません。半分くらい残しておくと保存性がUPします。

保存場所は、風通しのよい日陰の軒下が適しています。残した葉っぱをひもで結んで軒下につるしておきましょう。大雨などでも水がかからない場所がよいですね。

ネットに入れて重ならないようにつるしておくのも、通気性の面でもよいですね。

気になる病害虫

軟腐病

臭いも気になる病気で、葉茎野菜に多くみられる病気です。茎の根元が変色して腐って倒壊します

水はけの悪い土地で発生が多いようです。プランター栽培の良いところは水はけです。露地栽培に比べて防ぎやすいと思います。

萎縮病

葉が委縮・変色してしまいます。アブラムシが原因と考えられているので露地栽培ではポリマルチなどが対策になりますが玉ねぎポリマルチは適していません。

プランター栽培はアブラムシ対策が比較的容易です。初めから繁殖しないように注意していれば十分防げるでしょう。

アブラムシ対策に薬剤を使用したくないのなら、牛乳をスプレーするとアブラムシを殺せます

適度な大きさをつくるポイント!
  • 種から発芽させる場合

元気な苗から育った玉ねぎは大きくなります。そこで、少々大目に発芽させて、間引きで厳選していくやり方です。育ちが悪い発芽苗は、もったいないのですが処分してしまいましょう。

  • 苗から育てる場合

苗のひょろひょろした状態から、しっかりとした硬い中玉以上の玉ねぎに育ちます。しかし、苗の状態で細すぎる、元気がない状態では成長が期待できません。そこで、苗の定植の際も厳選していきましょう。お店で購入する段階での厳選が大切です。

おわりに

玉ねぎのプランター栽培に絞った紹介をしてきましたがいかがでしたか?

露地栽培に比べると手頃(簡単に)に育てられるので初心者の方でも心配がありません。

料理のレパートリーが非常に多い(多頻度の使用)玉ねぎが収穫できると家計にも優しいですね。また、保存性に優れているのも嬉しいです。

プランター栽培なので、マンションのベランダでも手軽に育てられる家庭菜園の野菜です。また、ベランダは日陰を選べれば(ベランダの上の方)保存場所としても適しています。

私が玉ねぎの栽培をおすすめしているのは、育てる時期の面からもあります。
苗を植える時期が11月 収穫が5月頃というのは野菜栽培にはあまり適していない期間です。その間休んでいる畑やプランターを有効活用できます。

玉ねぎの収穫後(5月~6月)に夏野菜の栽培、ナスやトマトの苗の定植にベストなタイミングです。常に栽培中となり、土地やプランターを1年間活かすことができます。

新鮮な玉ねぎなら、「オニオンサラダ」も非常に美味しく、サラサラ血液に効果があるとのこと。気軽に始められる玉ねぎのプランター栽培。次回の家庭菜園に始めてはいかがでしょうか?